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2025年4月14日

後編|住宅価格が下がっても、金利が上がったら意味がない?数字で見る“損しない買い方”

価格と金利、どちらが重要?

住宅購入を検討している方の多くが、

「価格が高すぎるから今はやめておこう」

「もう少し下がってから動こう」

と考えているのではないでしょうか。

でも、ちょっと待ってください。

住宅購入において本当に見るべきは「価格」だけでしょうか?

ローンを組んで購入する場合、多くの人にとってより重要なのが『金利』です。

価格が200万円下がったとしても、金利が1%上がったら……

結果として支払う総額が大きくなってしまうこともあるのです。

「価格が安い=得」とは限らない。
これが、今回の記事でぜひ伝えたいことです。

■住宅ローン金利の推移を知ろう

住宅価格はニュースでよく取り上げられますが、金利はあまり意識されにくいもの。

しかし、過去30年の金利推移を見ると、今がいかに「異常な低金利状態」かがわかります。

🕰️ 過去の金利推移

  • バブル期(1990年代初頭):8%以上
  • 2000年代初頭:3〜4%
  • 2010年代:1.5〜2%
  • 2020年代前半:0.5〜1.5%(超低金利)

そして2024年以降、金融政策の正常化により、すでに金利はジワジワと上昇を始めています

この先さらに金利が上がれば、今と同じ価格の物件を買うにも、毎月の返済負担は確実に増えます。

数字で見る!金利1%の差が与える衝撃

ここで、もっとも衝撃的な事実をご紹介します。

それは、「金利1%の違いで、総返済額が数百万円も変わる」ということ。

💡モデルケース:4,000万円を35年ローンで借入

金利月々返済額総返済額
1.0%約113,000円約4,740万円
2.0%約132,000円約5,530万円

たった1%の金利差で、

月々の返済は約19,000円アップ。総返済額にして約790万円もの差になります。

つまり、「価格が100万円下がったから得だ!」と思っていても、

金利が1%上がっていたら、結果的には700万円以上“損”していることになるのです。

■価格が下がる vs 金利が上がる ― あなたはどちらを取りますか?

仮に「価格が下がるタイミングを待ちたい」と思っている方も多いでしょう。

たしかに、“価格が安い”という響きには魅力がありますよね。

でも、そのタイミングで金利が上昇していたら…?

🧮 比較シナリオ:

条件AさんBさん
購入価格4,000万円3,900万円(-100万円)
金利1.0%2.0%(+1%)
月々返済額約113,000円約129,000円
総返済額約4,740万円約5,460万円
支払差額+720万円(高くなる)

● Aさん:価格4,000万円/金利1.0% → 総返済4,740万円
● Bさん:価格3,900万円/金利2.0% → 総返済5,460万円
➡ 支払差額+720万円!

✅ 結果:価格が下がっても、金利が上がると“トータルで損”になる可能性が高い

■固定金利 vs 変動金利 ― どちらを選べば損しない?

今は変動金利が安く見える時期ですが、将来的に金利が上昇すれば、その安さは一時的なものになる可能性も。

一方、固定金利は初期コストが高く見えても、「安心して返済計画を立てられる」メリットがあります。

📌 それぞれの特徴をおさらい

金利タイプメリットデメリット向いている人
変動金利初期コストが安い将来の金利上昇リスクあり早めに返済を考えている人、共働きで余裕がある人
固定金利返済額が変わらない安心感初期の金利は高め長期的に安定重視の人、教育費などの計画がある家庭

📌 RE/MAX HUBエージェントからの一言:
「今の低金利を“固定”できるチャンスは、実はそう多くありません!」

※固定金利、変動金利については、また別の機会に掘り下げてBlogに書きますね

■なぜ「今」が行動のタイミングなのか?

価格も高い。金利も上がりそう。将来も読めない…。

そんな時代だからこそ、大切なのは**「情報に振り回されすぎず、自分に合った決断をすること」**です。

  • 低金利を活かせる“今”
  • 希望条件に合った物件と出会えている“今”
  • ライフプラン的に動きやすい“今”

未来に理想的な条件が揃う保証はありません。

✅ 「いつか買いたい」ではなく、「今なら買える」を大事に。

金利と価格、“数字”で考えた時の賢い判断とは

住宅購入は大きな買い物。

だからこそ、目先の価格に惑わされずに、トータルで損しない判断が大切です。

✅ 金利が1%違うだけで、総返済額は700万円以上変わること

✅ 「価格が安くなった時が買い時」とは限らない

✅ 今の低金利は、将来的に見ると“ボーナスタイム”

一人で悩まず、まずは無料相談を

あなたにとっての「損しない選択」は何か?

それを一緒に考えるのが、私たちRE/MAX HUBの仕事です。

  • 購入タイミングのご相談
  • 金利の選び方
  • 資金計画のご提案

すべて無料でご相談いただけます。

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この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

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