「住宅ローンの支払いで困ったらやってはいけない5つのこと」
はじめに
今回のBlog記事は前回書いた”住宅ローンが「返せなくなるかもしれない」と感じたときに、絶対に知っておいてほしい選択肢の話”の続きです。
前回の記事はこちらから読み返せますので、こちらの記事も併せてご覧ください。
「まだ払えている。でも、この先が怖い」
住宅ローンの相談を受けていると、
多くの人が同じ言葉を口にします。
「今すぐ払えないわけじゃないんです」
「でも、この先を考えると不安で…」
実はこの状態こそが、
一番大切なタイミングです。
完全に返済が止まってからでは、
選べる道は一気に狭くなります。
けれど、
「少し不安を感じ始めた段階」であれば、
まだ整理できる選択肢はたくさん残っています。
このブログでは、
住宅ローンの支払いが苦しくなったときに
多くの人が“無意識にやってしまいがちだけれど、後から後悔する行動”を
一つずつ丁寧に整理していきたいと思っています。
❌ やってはいけないこと①
銀行に相談せず、ひとりで抱え込む

住宅ローンの返済が厳しくなったとき、
真面目な人ほど
「まずは自分で何とかしよう」
と考えがちです。
ですが、銀行の立場から見ると、
一番困るのは“何も言われないまま延滞されること”です。
銀行には、
返済が難しくなった人向けの
正式な相談窓口や制度が用意されています。
返済期間の延長、
一時的な返済額の軽減、
元金据え置きなど。
これらは
“特別扱い”ではなく、
制度として想定されている対応です。
重要なのは、
返済が止まる前に相談すること。
この一歩を踏み出せるかどうかで、
その後の選択肢は大きく変わります。
ただ、実際の現場では、
「返済猶予を申し出るべきケース」と
「それをやってはいけないケース」がはっきり分かれます。
それは、
✔ 収入減が一時的か、構造的な問題なのか
✔ 家族構成・年齢・今後の働き方によって、改善の余地があるのか
✔ 物件の市場価値とローン残債の差
この3つの内容によっては
相談したとしても、期待通りの結果を得れない場合もあります。
返済猶予、返済条件の変更は
銀行さん側にとって、完済していくための改善である必要があるからです。
❌ やってはいけないこと②
カードローンや消費者金融で一時しのぎをする
「今月だけ何とかできれば」
「ボーナスが入れば返せる」
そんな気持ちから、
カードローンや消費者金融に手を出してしまう人もいます。
今までそんな借入をしたことのない人は、カードローンの金利がいくらで、毎月いくら返済すれば何ヶ月で完済できるかなど考えずに安易に手を出してしまいます。
確かに借り入れをすることにより、
一時的には返済できるようになるでしょう。
けれどその裏で、
住宅ローンとは比べものにならない高金利の借入が増えていきます。
結果として、
・返済総額が膨らむ
・家計の回復が遅れる
・銀行からの信用が下がる
という悪循環に入ってしまうケースが少なくありません。
「時間を稼いだつもりで、
実は選択肢を減らしている」
ことになりかねないのです。
また、安易な借入れで一時的に凌いだとしても、
銀行側にはその履歴、すべて把握されています。
住宅ローンの返済分だけでなく、
新たなる借入の返済分、
これを合わせると、とても払っていける額ではない。
そう判断されると、
今後の返済計画に大きな支障をきたすことになるでしょう。
これは、
住宅ローン相談の現場で
本当によく見るパターンです。

❌ やってはいけないこと③
家族に言えないまま、状況が悪化する
住宅ローンの悩みは、
とても個人的で、
とても重たい問題です。
「心配をかけたくない」
「もう少し自分で考えてから」
そう思って、
家族に打ち明けられない人も多いでしょう。
けれど、
住宅ローンは
家族の生活そのものに関わる問題です。
後になって状況を知った家族が、
「どうしてもっと早く言ってくれなかったのか」
と感じるケースは、決して珍しくありません。
家族と話すことは、
解決策を押し付けるためではありません。
一緒に現状を把握するためです。
たしかに家族に打ち明ければ、その瞬間家族間の関係が悪化することもあるでしょう。
でも、いずれ分かってしまうことでもあるわけです
同じ打ち明けるであれば、早いタイミングで打ち明けるに越したことはないのです。
それは、このタイミングで奥さんがパートに働きに行く、車の買い替えを見送るなど、他の選択肢を家族と一緒に見いだせることもあるからです。

❌ やってはいけないこと④
任意売却=人生の終わり、と思い込む
「任意売却」とは、住宅ローンなどの返済ができない場合に、不動産所有者が自分の意思で専門業者などに不動産を売却することです。
※一定期間住宅ローンの返済ができない場合、抵当権者(銀行等)が担保である不動産を競売にかけることができます。任意売却は、その競売にかかる前に不動産を売却することをいいます。
「任意売却」という言葉には、
どうしてもネガティブなイメージがつきまといます。
インターネット上でも、
不安を煽るような情報を目にすることがあるでしょう。
ですが実際には、
任意売却は
競売よりもはるかに柔軟な選択肢であり、
生活を立て直せた人も多くいます。
重要なのは、
言葉のイメージだけで判断しないこと。
正しい情報を知った上で、
自分に合った選択かどうかを考えることです。

❌ やってはいけないこと⑤
不動産会社に相談すると売らされると思い込む
「不動産会社に行ったら、
売却を勧められるに決まっている」
そう思って、
相談そのものを避けてしまう人もいます。
ですが私たちRE//MAX HUBのエージェントは、
不動産の相談とは
売るための場ではないと思っています。
今いくらで売れるのか、
ローンはいくら残っているのか、
売った場合・支払いを続けた場合の違いは何か。
これらを整理した上で、
どうするかを決めればいいと思っています。
相談=売却、ではないということを知っておいてください。
無理して払い続けることだけが正解ではない
住宅ローンの問題に、
たった一つの正解はありません。
定期預金を切り崩したり、生命保険を一時的に解約したり、
の方法で、生活を立て直す選択もあります。
返済を続ける選択もあれば、
条件を見直す選択、
売却して生活を立て直す選択もあります。
大切なのは、
情報を揃えた上で判断することが大切なのです。
一歩引いた視点で見てみると、
この機会が、生活を見直す、生活を立て直す
一番の好機になることもあるわけです。
無理してでも払い続ける、という選択肢を
否定するつもりはありません。
実際、私たちが関わったケースでも、
「踏ん張る」と決めて、結果的に立て直した方もいます。
ただしそれは、
・回復の見込み
・家族の合意
・出口戦略
これらが揃っていた場合に限られます。
ですので、どうするべきかを私たちと一緒に話し合いませんか?
「知るだけ」でも、意味がある
「今いくらで売れるのか」
それを知るだけで、
気持ちが整理される人も多くいます。
相談することは、
弱さではありません。
選択肢を守るための行動なのです。
仮に今売却したら、払えないと思っていた住宅ローンが完済でき、
手元に数百万円という大金が転がり込んでくる場合もあります。
またその逆で、今住宅を手放しても何も生活が改善されないケースもあるわけです。
今自分が置かれている立場がどういう立場で、
自分の中にどういった選択肢があるのか、
それを把握しているだけで、今後の展開は大きく変わってきます。
そんなタイミングで、私たちRE/MAX HUBをうまく活用してください。
「相談してよかった」
必ずそう思ってもらえるようなアドバイスを、
専門家の立場として提供いたします。




