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  3. 「家賃は掛け捨て」は本当か?沖縄で家を買うことは「最大の防衛策」?
2026年2月8日

変化する「当たり前」と住まいの選び方

「家賃を払い続けるのはもったいないから、早く買ったほうがいい」 沖縄の不動産現場でも、よく耳にする言葉です。

確かに、賃貸はいくら払っても自分の資産にはなりません。一方で、住宅ローンは払い終えれば「形のある資産」として手元に残ります。

この単純な比較だけで「購入=正解、賃貸=損」と考えてしまいがちですが、今はその前提が大きく変わりつつあります。

かつての超低金利と安定した物価の時代なら「とりあえず買う」も正解でした。しかし、今の沖縄は全国的にも注目される地価の上昇、そして建築コストの高騰という、これまでにない局面を迎えています。

今あらためて考えたいのは、「家賃は本当に掛け捨てなのか」「購入は本当に資産になるのか」という本質的な問いです。

沖縄の家賃は「下がらない」構造へ

まず現実として、沖縄の賃貸市場はどうなっているでしょうか。 結論から言えば、家賃は今後「下がりにくく、上がりやすい」フェーズに入っています。

沖縄では人口流入や観光需要の復活に加え、建築費・人件費の高騰が深刻です。

大家さん側も、高くなった維持管理費を補うために、更新時や新規契約時の家賃を上げざるを得ない状況が生まれています。

「賃貸ならいつでも引っ越せるし気楽」というメリットはありますが、それは「家賃が変わらない」という前提があってこそ。

一生払い続けるコストが、自分のコントロールできないところで上がり続けるリスク。これこそが、これからの賃貸生活における最大の懸念点です。

今の新築マンションの家賃、募集条件等見てみてください。確実に以前より募集金額は上昇しています。

「購入=資産」にするための条件

沖縄で不動産を買えばすべてが解決し、資産になるのか。 答えは「NO」です。今の沖縄市場は、恐ろしいほどの二極化が進んでいます。

買った瞬間に価値が目減りし、手放したくても売れない「負債(負の動産)」を掴んでしまうのか。

あるいは、住みながら着実に含み益を蓄え、将来の住み替えや老後の資金源になる「真の資産」を築けるのか。

その分かれ目は、単なる「物件の良し悪し」ではなく、沖縄特有の「将来の需要」と「出口戦略」を見極められるかにかかっています。

「貸せる・売れる」という流動性を担保する

沖縄の不動産価格が上がっている今、最も怖いのは「高値掴みをして、身動きが取れなくなること」です。 資産価値が落ちにくい物件とは、言い換えれば「自分以外の誰かも欲しがる物件」です。

1つの指標ですが、見極めるポイントとしては以下のポイントを抑えておきましょう

  1. 人口が増え続けているエリアか?
  2. 県外や海外からの投資・セカンドハウス需要も期待できるか?
  3. いざという時、ローン返済額を上回る賃料で貸し出せるポテンシャルがあるか? この「客観的な需要」がない物件は、どんなに内装が綺麗でも資産とは言えません。

※「出口(売却)」の強さを「賃貸需要」で測る

もちろん、住宅ローンで購入した物件を、居住実態がないまま勝手に賃貸に出すことは認められません(※これについては別記事【住宅ローンで投資用物件を買って後悔しているあなたへ──まだ間に合う「現実的な出口戦略」】で詳しく解説しています)。

ここで言う「賃貸ポテンシャル」とは、あくまで客観的な資産価値を測るためのモノサシです。

「もしここを賃貸に出した場合、ローン返済額をカバーできる賃料がつくか?」

この問いにYESと言える物件は、市場からの評価が極めて高く、売却する際も買い手がつきやすい(=出口が強い)ことを意味します。

自分たちが住み続けるにしても、この「裏付けされた価値」がある物件を選ぶことが、家計を守る最大の防衛策になります。

建築コスト高騰を逆手に取る考え方

今、新築の価格は驚くほど高騰しています。もうすでに一般家庭の所得では手の届かない金額になってきています。

しかし、これは裏を返せば、「今ある中古物件の価値が下がりにくい」という状況も作っています。

新しく建てることが難しくなっているからこそ、立地の良い中古マンションや戸建てを適切にリノベーションし、価値を再定義する。

これも、今の沖縄で「住みながら資産を作る」ための最も賢い戦略(投資的側面)でもあるのです。

住居費を「消費」から「蓄財」へ変えるという発想

賃貸の家賃は100%消費です。どんなに綺麗に住んでも、1円も戻りません。

一方、資産価値が落ちない物件を購入し、住宅ローンで元本を返済していく行為は、いわば「自宅という名の貯金箱」にお金を積み立てているようなものです。

10年後、ローン残債が減った状態で、買った時と同じ、あるいはそれ以上の価格で売却できたらどうでしょうか? それまで支払ってきた住居費の大部分が、あなたの手元にキャッシュとして戻ってくることになります。

これが、家を「戦略」で選ぶことの最大の恩恵です。

ただし、これを実現するには、マーケットの裏側まで熟知したパートナーが必要です。

「住みたい家」を見つけるのはあなたです。

しかし、その家が「資産になるかどうか」を判定し、あなたの未来を守るのが、私たちRE/MAX HUBの役割なのです。

あえて「賃貸」が正解なケース

もちろん、全員に購入を勧めるわけではありません。 沖縄特有の事情として、以下のような方は賃貸の方が合理的な場合があります。

  • 数年単位で移動がある転勤族の方
  • 住宅手当や社宅制度が非常に手厚い企業にお勤めの方
  • ライフスタイルや仕事の変化が激しく、あえて「身軽さ」を優先したい方

大切なのは「なんとなく賃貸」ではなく、戦略的に「今は賃貸を選ぶ」という意思決定ができているかどうかです。

インフレ時代の「防衛策」としての住宅購入

今、世界中で「現金の価値」が目減りしています。モノの値段が上がるインフレ時代において、不動産を持つことは最大の防衛策になり得ます。

  • インフレヘッジ: 建築資材が上がる前に取得し、将来の住居費を今の価格で固定する。
  • 家賃上昇リスクの回避: 変動し続ける家賃から、確定したローン返済へとシフトする安心感。
  • 時間の最大化: 住宅ローンは「若さ(健康と時間)」という資産をレバレッジにする仕組みです。1年先送りにすれば、完済も1年遅れます。

「高いから待つ」のではなく、「さらに上がる前に、価値の落ちない場所を確保する」。これが今の時代に求められる不動産戦略でもあります。

家は「正解」ではなく「戦略」で選ぶ

家賃は掛け捨てか、購入は資産か。 この問いに、誰にでも当てはまる唯一の正解はありません。

住まいは単なる箱ではなく、あなたの人生そのものだからです。

10年後の自分から見て、「あの時の選択は正しかった」と思えるかどうか。 「みんなが買っているから」「ずっと賃貸は不安だから」という曖昧な理由ではなく、自分のライフプランに基づいた「戦略」を持って選んでください。

RE/MAX HUBでは、単なる物件紹介ではなく、あなたの人生に最適な「不動産戦略」を共に考えるエージェントが揃っています。 迷っているなら、まずは立ち止まって、一緒に地図を描いてみませんか。


この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

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