売却相談を受けていると、よくこんな言葉を聞きます。

「だいたいの相場は分かったんですが…
それでも、決めきれなくて。」
数字は出ている。
査定も取った。
周辺の事例も見た。
それでも、最後の一歩が踏み出せない。
これは、珍しいことではありません。
相場は“判断材料”であって、“答え”ではない
相場を知ることは、とても大切です。
今いくらくらいで売れそうなのか。
市場は上向きなのか、落ち着いているのか。
ですが、相場はあくまで材料の一つです。
たとえば、
- 今売れば思っていたより高い
- でも、この家を手放して後悔しないか不安
- 将来もう一度同じ条件で手に入るだろうか
こうした気持ちは、
数字では整理できません。
相場を知っても迷いが消えないのは、
気持ちの整理が追いついていないからであることが多いのです。
地元の方ほど「価格」以外の要素が大きい
沖縄で長く暮らしてきた方の場合、
単なる資産としてではなく、
- 家族の思い出
- 地域とのつながり
- これからの暮らし方
といった要素が、自然と含まれています。
だからこそ、
「価格が悪くないから売る」
という単純な判断にはなりません。
むしろ、
- このタイミングで本当にいいのか
- 子どもにどう説明するか
- 売った後の生活はどう変わるか
といった部分が、
最後まで引っかかり続けることがあります。
これは迷っているのではなく、
真剣に考えている証拠でもあります。
決めきれないのは、判断軸が言葉になっていないから
相談の中で感じるのは、
多くの方が「なんとなくの不安」を抱えたまま、
価格の話をしているということです。
- なぜ今、売却を考え始めたのか
- 何が一番気になっているのか
- 売った後、どうなっていたいのか
これらが言葉になっていないと、
いくら相場を見ても、
決断にはつながりにくいものです。
逆に言えば、
ここが整理できると、
価格の意味がはっきりしてきます。
「決められない」は、悪い状態ではない
売却は、
焦って決めたから良い結果になる、
というものではありません。
むしろ、
「まだ決めきれない」と感じている段階は、
整理の余地があるということです。
迷いがあるなら、
無理に消そうとするより、
何に迷っているのかを分解する方が大切です。
次に考えるべきこと
「では、どう整理すればいいのか」
そう感じた方は、
次の記事も参考になると思います。
▶︎
「まだ売ると決めていない地元の方へ
先に整理しておいてほしい3つのこと」
※ 売る・売らないを決める前に、
判断材料として使っていただける
チェックリストを用意しています。
必要な方だけ、ご覧ください。
▶︎チェックリスト


